今年1月、「世田谷区史のあり方について考える区民の会」が立ち上がっています(*1)。
保坂区長宛に、2月27日と3月22日に要望書を提出しましたが、2回とも話し合い拒否の回答でした。拒否の理由は、「東京都労働委員会で手続き(審査)を行っているから」というもの。しかし、都労委に申し立てをしているのは「出版ネッツ」であり、「区民の会」ではありません。内容も、都労委で審査しているのは、谷口雄太さんの区史編さん委員委嘱打ち切りと団体交渉拒否が不当労働行為に当たるかどうかであり、「区民の会」が世田谷区に要望しているのは、区史編さん委員の著作権と著作者人格権を奪う内容が盛り込まれた契約書の見直しと、歴史学の最新の成果を盛り込んだ、読みやすく分かりやすい区史を刊行してほしいというものです。
なぜ世田谷区は、区民からの質問や申し入れに正面から答えようとしないのでしょうか。区民の会は、納得のいく返事が得られるまで、働きかけを続けていくと表明しています。
「区民の会」への参加も呼びかけています(*2)。世田谷区にお住まいの方、勤務先がある方だけでなく、世田谷区史問題に関心のある方も加入できますので、よろしければご参加ください。
なお、区民の会の活動について、「日本ジャーナリスト会議(JCJ)」2024年4月1日【焦点】でも取り上げられました(*3)。
(*1)区民の会の記者会見の記事
setagayakushi-chosakuken.hatenablog.com
ken.hatenablog.com/entry/2024/03/06/175350
(*2)区民の会の呼びかけ文と加入申し込み先
【呼びかけ文】
区民の会呼びかけ文.docx - Google ドキュメント
【参加申込先・お問合せ先】
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdSyia8NgcYxgGFYi0XFdmi-Krm7X-mlmoOOMYjm45AhmclGQ/viewform
(*3)JCJ2024年4月1日付「『セクシー田中さん』事件で注目 著作者人格権奪う世田谷区」
JCJ2024年03月25日付「【焦点】著作者人格権奪う世田谷区に見直し求める要望書第二弾を提出、29日まで回答を」